■ 概要
排水性舗装「レインアウト」は、ポーラスアスファルト混合物を表層あるいは表層・基層に用いる舗装で、雨天の交通環境を改善するために開発された、高い排水機能と耐久性を有する舗装です。
レインアウトは感温性の低いポリマー改質アスファルトＨ型を使用することにより骨材の飛散を防止し、高い耐久性を保持します。
また、高い空隙率を有するため舗装体内部の排水機能を促進し、タイヤ/路面騒音を低減します。
排水性舗装概念図
排水性舗装表面
■ 特徴
1.高い排水機能を有するため、雨天高速走行時のハイドロプレーニング現象を防止します。
排水性舗装
密粒度舗装
排水性舗装（左）と
密粒度舗装（右）
2.水撥ねおよびスモーキング減少による視界障害を防止し、夜間においては視認性を向上します。
3.ポリマー改質アスファルトＨ型を使用しているため、高い流動抵抗性、
骨材飛散抵抗性を有しています。
路面温度と動的安定度
4.舗装の空隙が吸音効果を有するため、車両走行時のタイヤ/路面騒音を低減します。
さらに、ポーラスアスファルト混合物の最大骨材粒径を小さくすることによりタイヤ/路面騒音の低減効果が大きくなります。
小粒径排水性舗装表面
最大骨材粒径の違いによる騒音
5.排水性舗装に用いるポーラスアスファルト混合物の空隙率を大きくすることにより、騒音低減効果を高めることができます。
空隙率と騒音低減効果の関係
RAC車による騒音測定
6.従来の舗装工事と同様に施工が行えます。
施工全景
転圧状況
完成
■ 用途
1.一般道路
2.高速道路
3.人口密集地などの騒音低減対策を求められる道路
4.骨材飛散防止対策、排水対策を必要とする駐車場
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排水性舗装
「レインアウト」
排水性舗装「レインアウト」は、ポーラスアスファルト混合物を表層あるいは表層・基層に用いることにより高い排水機能と耐久性を有し、雨天時の交通環境を改善する舗装です。